FUJIFILM XF10が発売されたのは2018年8月のことだ。これを買ったのが2021年1月で、発売後2年半近くになる。買ってから既に2年近く使っているのだが、これを買うに至った経緯を書こうと思う。
発売した当時、僕はこのカメラをコンパクトカテゴリーの主カメラとして使用することを前提に興味を持った。このカメラに興味を持ったのは以下の点だ。
1.2400万画素のAPS-Cのセンサー
2.価格が当時5万円台後半と比較的安価なこと
3.コンパクトなこと
4.28mmのフジノンレンズ単焦点
5.高画質なこと
自分は、スナッパーなのでどうしても気になるのがAFの速度とシャッターを切ったときのタイムラグだ。この2つがダメなカメラは、皆がどんなにいいと言っていても僕の中では使わないカメラ認定される。あくまで僕の使い方の問題なので一般論ではないことを付け加えておきたい。
そして、このカメラをテストして以下の点が分かった。
1.AFが遅いこと
2.AFが迷うこと
3.シャッターボタンを押してからシャッターが切れるまでタイムラグが長いこと
4.液晶がチルトしないこと
5.設定変更がやり難いこと
かくして僕の中では失礼ながらFUJIFILM XF10は使わないカメラ認定されるに至ったのだ。ところが、それから2年以上経って既に旧製品になったFUJIFILM XF10を購入することになった。その理由は、このカメラに対する期待前提を変えたからだ。単なるコンデジとしての立ち位置なら素晴らしいカメラであると。
日常的に持ち歩けるカメラとなると高価なものはちょっと気が引ける。かと言ってRAWで撮れないと写真家として画質的に満足できないのだ。そしてセンサーサイズは小さくても1インチは欲しい。RX100系を持っているのだが、10万円クラスだとフランクに扱いたくないのでケースに入れることになる。すると使い勝手が悪くなる。
そこに値下がりしたXF10が突如登場したのだ。価格は3万円台後半、2400万画素のAPS-Cのセンサー、28mmのフジノンレンズ単焦点、いいじゃないか。AFの速度とタイムラグについては「コンデジ」と割り切ってしまえば納得できる。そんな訳で日常使いのコンデジとして購入に至ったのだ。元々フジノンレンズと画質に関しては文句なかったのでいい買い物が出来たと思っている。
まあ、他人にとってはどうでもいい話ですねw。この写真はXF10で撮ったものです。モニターで解りにくいかもしれませんがハイライトの描写が素晴らしい。